ガク旅立つ
熊本から戻って、まだアパートに住んでた頃、
ガキ共に変な色を塗られてあげく、ごみ収集所に投げ込まれていた子犬、
そいつがガク。
かのカヌー犬の名をいただいて、出かけるときはいつも車に乗って連れ回した。
スカイラインのコンソールボックスに座ってカーブでは一緒に傾いて、
疲れたら後ろの座席で眠って、でも必死に起きてまたコンソールへ。
(何回かすごいくっさいの付けてきて大変なことになったなあ・・・)
ちょっと褒められるとなんだか胸を張ってえらそうにしたり、
つまらんことを言うと「何言ってんの」みたいな感じで横目で見たり・・・。
家建ててるときは実家に置いてもらってたが、時々ひょこっと建築中の家に現れたり
びっくりさせられた。
その頃、一度車に轢かれたのだが幸運にも大怪我せず助かった。
見た目は若い頃から爺だったが、なんとも子供を見るようで面白いやつだった。
くろっちを連れ帰ったときは糞詰まりの尻をなめて助けてからは
すっかり親と慕われすりすりされていた。
小梅も雷火もガクが助けたみたいなもの。
まずはガクに認められてうちの猫になるみたいな感じ・・・。
犬猫が同居できるのに相当驚かされた。
2年前にひどい発作で痙攣を起こして、もうだめかと思ったが何とか持ち直した。
ここ最近は目が見えず、足もちょっとよたよたしてきていた。
18歳なので人でいうと100歳越え。よく生きた。
こいつの人生見習わねば・・・。
by oisanM | 2013-07-08 16:50 | 犬猫